『どっちにするの。』
製作=バーニングプロ=サンダンスー・カンパニー/配給=東宝
カラー/ビスタビジョンサイズ/100分/1989.08.26公開

メインスタッフ

監督・脚本 金子修介
製作総指揮 周防郁雄
原作 赤川次郎
撮影 高間賢治
照明 吉角荘介
美術 中澤克己
音楽 川崎真弘
録音 宮本久幸
編集 冨田 功
プロデューサー 酒井良雄/前田義則
製作 藤峰貞利
助監督 栃原広昭
主題歌 「Virgin Eyes」 歌:中山美穂

メインキャスト

桑田伸子 中山美穂
沢口丈彦 風間トオル
波子 宮沢りえ
高橋淳子 伊藤智恵里
児玉益男  石橋蓮司
北林竹千代 小林克也
山本 淳 真田広之
  


「豪華な顔合わせ。この顔ぶれはもう二度と実現しないでしょうね。女優・中山美穂に魅せられて、これ以降僕の怒濤のアイドル路線が始まります。ファーストシーンの宇宙船は、『ジュブナイル』の山崎貴さんにお願いした」
【ストーリー】
 アメリカに本社を持つオモチャ会社パンプキン・カンパニー・ジャパンに勤める桑田伸子は、20歳の0L2年生。“キャリア”に憧れているがまだまだ駆け出しとあって大きな仕事をまかされるわけもなく、雑用にあけくれ、仲良しの後輩の高橋純子とアフター5だけに生きがいを見出している毎日。そんな彼女らを驚かせたのは、ある日突然の“会社倒産”というショックなニュース。ところが再建をめざす社員の全体説明会で待っていたのはもっとショッキングな知らせだった。本社のコンピューター・トラブルで、社員合理化の首切りリストと新役員リストが何故か入れ替わり、≪純子を社長に、伸子を副社長に≫さらに典型的マドギワ族とバカにされていた北村係長を専務に抜擢、という〈辞令〉がアメリカから送られてきたのである。
 この新体制は見切り発車になってしまう。ヒラのOLからいきなりトップの座へ…。どうせ一時の間違いだろうけど、ちょっとの間の社長生活をエンジョイしちゃおうと気楽な純子に対し、伸子は持ち前の責任感ゆえに真面目にこの試練に立ち向かい、会社を建て直そうと決心する。そして会社の危機にもかかわらず保守的経営に固執する旧・重役の影山や元・社長秘書の児玉らを相手に、インスタント副社長・伸子の体当り改革が始まった。
 やがてレディース・パワーは社内の信望を集め、その若々しい行動力は沈みがちな社内を徐々に明るくしていった。伸子にとっては何より嬉しかったのは憧れの人、若きエグゼクティブ・山本が伸子の考えを支持し、積極的に協力してくれることだった。そしてまた山本も伸子の隠れていた才能・美貌に注目していた。そんな二人をハラハラ見守っていたのはヒラ時代の同僚・沢口丈彦である。心を寄せているのは伸子も知っているはずだが、目下はヒラと幹部の役職差もあってスレ違い、丈彦にとってはヤキモキさせられる日々が続いていた一一。
 ところが丈彦にも思いがけないチャンスが巡ってきた。伸子が提案した新商品開発プロジェクトのコンペに、デザイナー志望だった彼も参加出来ることになったのだ。オモチャへの情熱とアイデアをぶつけられる。そして山本と対等に渡り合えると大いに張り切る丈彦を見て、微妙な心理になったのはパンプキン社へオモチャのリサーチャーのアルバイトで出入りする高校生の波子だった。実は本社会長の孫娘で、丈彦は以前は彼女の家庭教師。波子は丈彦を慕っていたのだが、丈彦の気持ちは伸子の方へ向きっぱなし。波子の元気いっぱいの性格は伸子に対して反発してゆくことになり、丈彦と伸子の関係を混乱させてゆく。
 新商品開発プロジェクトの発表の日が近づく。本社会長がじきじきに新経営陣の手腕を評価するために、また愛する波子に会いにやってくるのだ。ところがその日に向けて、最初の倒産騒ぎから周到に計画された“陰謀”が再び動き出していた。コンペに優勝し、勇躍作られていた丈彦製作の新商品のモデルが発表寸前に何者かに盗まれ、焼き捨てられたのである。この絶体絶命の大ピンチを救ったのは伸子と純子の恐いもの知らずの気転だった。伸子が以前イタズラ書きしていたマンガを元にしたモデルはパンプキン会長の絶賛を浴ぴ、さらに新商品名“キンパンプ君”は会社を建て直すほどの大ヒット商品となっていった。ホッとした伸子たちだが、一方の丈彦は大きなショックを受けていた。発表会場で波子が盗み見たモデル隠しの犯人は児玉である。だが彼の背後にもっと大物がいそうなのである。

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