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『学校の怪談3』 製作=東宝=サンダンス・カンパニー/配給=東宝 カラー/ワイド/96分/1997.07.19公開 |
メインスタッフ
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メインキャスト
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【ストーリー】 とある地方にある槙町小学校では、秋晴れの空の下、運動会が行われていた。生徒たちの先頭に立って応援の声を上げているのは5年2組の担任、八橋かおる先生。八橋先生はプロボクサーのライセンスを持つ熱血教師。ひたすら前向きな性格で、誕生日が仏滅の13日の金曜目でも、片思いの先生にあっさりふられても「朝日を変えるのは自分!自分の努力!」と自分をはげますのだった。運動会もクライマックス、二人三脚に5年2組から出場したのは久保田良と藤井繭子のペア。良は離婚した母の真知子と二人暮らしだが、元気な男の子だ。繭子は「目に見えないものには夢がある」と信じる優しい子だ。 しかし、このペア、一着でゴールの寸前に思わず転んでしまった。槙町小学校には二人三脚で転ぶと、タイチの幽霊に目をつけられて、鏡の世界に連れ去られてしまうという言い伝えがあった。タイチは20年前に亡くなった体の弱い生徒で、運動会も見学しかできなかったという。しかし、良たちはそんなことより、今夜の塾のテストが気がかりだ。そして、繭子は転んだときに自分をかばってケガをした良のことが気になり始めた。 塾のテストの最中にポケベルや電子手帳を駆使する勝気な女の子、佐藤茜のところに宿直の八橋先生がタイチの鏡を見つけたという情報がはいった。茜が言い出しっぺになって、仲良しグループの良と繭子、それに太田真琴の4人は夜の学校にタイチの鏡を見にいくことになった。真琴は母親との約束があったのだが、ひそかにホレている茜に「マザコン!」とののしられては、断るわけにはいかない。 8時に学校に集まる約束をして家に帰った良に意外な人が待っていた。真知子の再婚相手の木村が悟と柚香の二人の子供を連れて訪ねてきていたのだ。日本のビル・ゲイツを気取る悟には勉頼ができないとバカにされ、柚香にうるさくまとわりつかれては、良も我慢できなかった。もともと真知子の再婚に気乗りがしなかった良はいたたまれずに家を飛び出して学校に向かった。 そしてその後を悟と柚香が追っていく。 そのころ繭子は一足先に学校に着いていた。良たちを探して校舎に入った繭子はタイチによって鏡の中に連れ去られてしまった。そして、良、茜、真琴、悟と柚香、それに八橋先生も次々に鏡の中にひきずりこまれた。この夜学校にいたものはみなタイチの世界へと入りこんでしまったのだ。 そこは、現実そっくりだが、人体模型や人面犬、のっぺらぼうやシャカシャカ、テケテケといったオバケたちが次々に現れる異世界だった。オバケたちを相手に八橋先生は、生徒たちを守るためファイティング・ポーズをとる。 「運命は自分の子で変える!」そんな先生の姿に感動した真琴は、二人っきりになったとき思い切って茜に「お婿さんになりたい」と告白する。突然のことに戸惑いながらも初めて男のコに告白されて嬉しい茜だった。 理性だけではどうにもならないことばかり続くおかげで悟も変わってきた。危ないところを良の機転で助けられた悟は、照れくさそうに「ありがとう」と良にお礼を言う。良と悟のわだかまりは溶け、二人をうれしそうに見ている柚香がいた。リーダーシップを発揮する良をまぶしそうに繭 ![]() それぞれの心の中で様々な思いが芽生えていくのとはうらはらに、どうやったら元の世界に戻れるのか全く分からなかった。だが、小さい頃体の弱かった八橋先生にはタイチの気持ちが分かるような気がした。運動会に出られず、みんなが走るのを見ているときのせつなさ‥‥。八橋先生はそれをバネに体を鍛えたのだ。でもタイチはその時間もないままに死んでしまった‥‥。 もしかしたら、タイチは友だちがほしいだけじゃないか? タイチとオバケたちはいっしょの世界にいるだけでぜんぜん違うんじゃないか?そう良が思いはじめた時に、ついにタイチが姿を現し始めた――。 |
関連リンク |
![]() http://page.freett.com/kyoutojinn/gakkou3.htm |
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