『恐怖のヤッちゃん』
製作=東映=サンダンスー・カンパニー 
カラー/ワイド/90分/1987.07.04公開
同時上映『新宿純愛物語』 監督 那須博之

メインスタッフ

監督 金子修介
企画 佐藤雅夫
プロデューサー 豊島 泉/厨子稔雄
脚本 一色伸幸
撮影 北坂清
照明 安藤清人
美術 佐野義和
音楽 梅林茂
編集 玉木濬夫
助監督 比嘉一郎

メインキャスト

井上鉄 山本洋一
小山明夫 松田洋治
田中春樹 南淵一輝
陣内くるみ 土田由美
陣内千太郎 室田日出男
大河内 原田大二郎
服部幸子 渡辺典子
中真田 三波豊和
マコト 米山善吉
ゴミやくざ 三宅裕司
スーパーの店長 ベンガル
ご町内歌手 嘉門達夫
 

主題歌 「恐怖のヤッちゃん〜愛と抗争の日々」 歌 土田由美

コーラス ヤッちゃんズ       

作詩 森雪之丞       

作曲 都志見隆       

編曲 船山基紀       


「ヤクザが近所に越してきたら、という話。東映京都撮影所で始めてやるに当たって、行く前は日活の仲間から「怖いところだぞ」と脅かされたが、行ってみたら、みな映画屋気質で“撮影中はお祭りだ”という楽しい気分にしてもらった。後に土田由美はカメラマンの清水清太郎夫人となった。怖い顔の人を公募して出演してもらうにあたって、本職お断りとしていたのに、中にはホンモノが紛れ込んでいたらしくて‥
‥」
【解 説】
 ニッポン放送「三宅裕司のヤングパラダイス」で一般視聴者が投稿する“日常で不意にヤクザと遭遇した恐怖の体験談”「あなたも体験!恐怖のヤッちゃん」というコーナーがあった。この投稿集を映画にしようと、ニッポン放送と東映とが提携、サンダンスカンパニーが企画協力。当初は東京で撮影の予定だったが、京都で準備中のヤクザ映画大作が実際の抗争事件の影響で中止、東映の社内事情で「恐怖のヤッちゃん」はヤクザ映画の中心地、太秦の東映京都撮影所で制作されることに決定、監督は単身赴任することになった。
【ストーリー】
 或る新興学園都市。気弱な井上鉄は、小山、田中らとオモチャの光線銃で子供と遊ぶ高校生。そんな平和な街にヌイグルミ劇団が突如やって来て、善良な市民は歓迎するが、街のコミュニティーセンターと貸借契約を結ぶやいなや、パンダなどの可愛いキグルミを脱ぎ捨て、ヤクザ軍団が正体を現し、センター内のCAテレビ局を占拠。ひよこが一匹1万円、たこ焼きが5千円と、次々理不尽なヤクザたちの「しのぎ」の餌食になる住民たち。一方、鉄は転校生の陣内くるみに一目惚れ、愛を告白すると「堅気の人と付き合ったことないんです」と言われた。なんと、くるみは陣内組組長の一人娘。鉄のアタマに「2代目襲名」の文字がガーンと落ちてくる。陣内組は「組員町民懇親旅行」を計画。鉄の担任、服部幸子先生を拉致して連れてゆくと、この先生はひとたび飲むと酒乱、ヤザ相手に啖呵を切り(渡辺典子が浴衣の片肌脱いで熱演)、あげくは鉄たちをヤクザ事務所の徒弟に出してしまう。鉄たちは正当派任侠道の悲惨な修行に苦しめられる。そこへ強大なヤクザ組織、任侠会が街にやって来る。実は陣内組は任侠会との抗争に敗れ、この街に流れてきた弱いヤクザだったのである。任侠会の跡目、坊ちゃんヤクザの橋場は、くるみを嫁に欲しいと迫り、くるみは「真珠をはめこんだ変態なんてイヤ」と鉄にすがる。鉄は覚悟を決めて光線銃片手に談判に行くと、これを本物の拳銃と勘違いした任侠会が大騒ぎ、陣内組との大抗争が始まった。テレビ局内でのドタバタ。はずみで橋場を負かしてしまう鉄。

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