『みんなあげちゃう。』
製作=にっかつ 
カラー/ワイド/90分/1985.04.20公開

同時上映 『金魂巻』 監督 井筒和幸

メインスタッフ

監督 金子修介
企画 栗原いそみ
プロデューサー 結城良煕
原作 弓月 光
脚本 井上敏樹
撮影 杉本一海
照明 木村誠作
美術 内田欣哉
選曲 山川 繁
編集 奥原好幸
助監督 栃原広昭

主題歌 「みんなあげちゃう」 歌  浅野なつみ
               作詩 秋元 康
               作曲・編曲 見岳 章

メインキャスト

間宮悠乃 浅野なつみ
地下中六郎 岡 竜也
花形 三波豊和
神父 宍戸 錠
悠乃の父 宮本悦朗
悠乃の母 木村夏江
明菜 山中千多枝
聖子 香野麻里

   

 
「始めての一般映画。4月公開なのに1月の15日に制作が決定した(^^;)、しかも主役は一般公募だってんだから大変。脚本を伊藤和典さんにお願いしたら、伊藤さんが「ぼくより井上君のほうがいいんじゃないの」と井上敏樹君を紹介してくれた。「Dr.スランプ」なんか書いてる人で、発想が豊かでね、確かにハチャメチャコメディに向いてる青年だった。どうやって撮るの?ってアイデアがバンバン出てくる。シナリオ打ち合わせの時、当時25歳の井上君が、チト頭の固い日活最大権力者の重役につっかかって喧嘩を始めちゃったんだけど、僕は一緒になって戦わずに彼をなだめにかかった。後で「なんで味方してくれないのよ」と言われたんだけどさ、この時の僕はまだサラリーマンだったんだよね。この作品を最後にフリーになるんだけどさ、辞表書かされて。いや、別にクビってわけじゃなくて、映画三本撮ったらフリーでやれっていうことですよ。で、この作品はロマンポルノじゃないのに、ロマンポルノだと思ってる人が多い。題名が題名だからね。同時上映である『金魂巻』の井筒さんは「敵は聖子ではなく金子だ」と言ってくれましたよ。(東宝は同時期、松田聖子と神田正輝が結ばれた『カリブ愛のシンフォニー』を公開、時代ですな)後に自分がガメラを撮ることになるとは夢にも思わず、主人公を襲うエッチな怪獣の役で大映にガメラの出演を依頼して断られた」

【ストーリー】
 
名門女子高3年の間宮悠乃は大富豪の令嬢で世間知らず。悠乃はまだバージンだけどセックスの憧れは人一倍強い。そんな悠乃の前にウルトラの母が現われ、近々、素敵な恋人との出会いがあるから、その人に何もかも差し出すようにと言う。「みんなあげちゃうのね」と彼女は胸をキュンとさせる。数日後、悠乃は悪友、明菜の部屋から双眼鏡で外を見ていると、予備校生の六郎がアパートの部屋で、オナニーをしているのを目撃する。悠乃は、あの人が素敵な恋人と、六郎の部屋に行くと、「処女いりませんか」と叫んだ。受験を翌日に控えた六郎は仰天するが、据え膳食わぬはと、彼女に挑む。しかし、童貞と処女の二人、その日はうまくいかなかった。さらに、六郎は翌日の試験もさんざんな結果だったが、悠乃の強引なアタックで二人は結ばれる。暫くして、悠乃は15億円の預金通帳を手に、ヘリコプターで六郎のアパートに同棲しに来た。二人の甘い生活が始まった。
 一方、間宮家は大混乱。大財閥のあととり娘で、花形という親の決めた婚約者もいる悠乃の失踪は一族の一大事なのだ。そこで、代々仕える忍二人の生活を妨害させる。苦境を乗り越えていくうちに、二人の間に本物の愛が育っていく。腹の虫がおさまらない六郎は、単身、間宮家に乗り込んでいく。間宮家の祖父は、広大な敷地の一角にある五重の塔を昇りきったら悠乃はお前のものだと約束する。各階に毛色の変った美女がおり、彼女たちの性的誘惑に敗けたら、悠乃とは別れなければならない。悠乃の方は、間宮家のワナにはまり、花形と結婚させられようとしていた。ウェディングマーチが鳴り響く。その時、「悠乃〜」という叫び声、悠乃も「六郎さ〜ん」と答える。五重の塔を登りきった六郎が悠乃を連れ戻しやってきたのだ。走り去る二人を追う間宮一族。そこへ、二人に同情した忍びの者の一人が、ヘリコプターで現われる。二人を乗せたヘリコプターは大空の彼方に飛んでいった。

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